◇KPMG女子PGA選手権 2日目◇
初日の無風状態とは違って風速5mの中で2日目を迎えた、ケンパーレイクスGCでの
全米女子プロ選手権でしたが、どの選手も風が吹けば人工湖が多く距離も6,741ヤード
と長いコースだけに、コース攻略に手を焼き苦労をしていました。
なかでも優勝候補の一角にあげられていたL・トンプソンはスコアを伸ばせず35位Tに
沈み優勝はかなり厳しい状態に追い込まれました。
今では日本のエース格となった畑岡奈紗選手は、さすがに難コースの洗礼を受けて4
バーディ4ボギーのスタート時と同じ3アンダーでホールアウトをしましたが、本来の
ティーショットが出来ずにかなり苦労をしていたようです。
しかし、トップのスコアは6アンダーと変わっていませんから、まだまだ優勝の希望を
捨てるには至っていません。
風が吹くかどうかで優勝スコアも変わって来るでしょうが、落とし穴があちこちにある
コースですから、3日目は辛抱強く首位についていけば上位に入ることは出来るでしょう。
初日から首位に立っているパク・ソンヒョンはこの日スコアを伸ばすことが出来ません
でしたが、同じく首位に並んだユ・ソヨンとB・ヘンダーソンの3人とここに来て調子を
取り戻して来たL・コ選手が2日目を終わった時点での優勝候補でしょうか。
畑岡選手はこの日は運が味方をしてくれませんでしたが、得意のアイアンショットが復活
したなら、パットは好調なので一気に優勝争いに絡んでくるでしょう。
上原彩子選手は、この日はパットが全く入らず大苦戦を強いられましたが、何とか予選は
通過をしましたので後はパターが良くなれば、上位に入る可能性はあります。
距離が長くても正確なハイブリットで攻めたなら、アンダーには持って行けるでしょう。
4パットのWボギーは痛かったですが、ボール一個差のラインが読めたならこの日も71で
は上がれていたはずです。
この日は午後にまわった各選手は軒並みスコアを落としてしまいましたが、1オーバー
からスタートをした横峯さくら選手は、最終9番で意地のチップインバーディを取り
予選カットラインの3オーバーを無事にクリアしたのは朗報と言えるでしょう。
上原選手も横峯選手も予選は通過をしたのですから、あとは攻めのゴルフをするだけ。
予選落ちをした野村選手以外の日本人トリオは、決して調子は悪くないので、3日目
以降の決勝ラウンドが楽しみですね。
※また早朝からゴルフとW杯をTVで観なくてはならないので、寝不足状態が続きそうです。