◇KPMG女子PGA選手権 初日(28日)◇
先週コースレコードで「ウォルマート NW アーカンソー選手権」PGA米国女子大会で
日本人選手として昨年の野村敏京以来の優勝を飾った畑岡奈紗選手ですが、メジャー
3戦目となる今大会も好調は持続しているようです。
今大会には日本ツアーからは、鈴木愛選手が参加の予定でしたが、体調面から今大会
は出場を回避し日本人選手としては、野村敏京、横峯さくら、上原彩子、畑岡奈紗の
4人が出場をしていますが、午前組としてスタートをした横峯さくら選手は1オーバー
71位、野村敏京選手は3オーバー108位でホールアウトをしました。
横峯選手は早朝の1番目のスタートでしたが、ラウンド後半の16、17番でトラブルと
なり連続ボーギーを叩きますが、最終18番では見事にバーディを取り2日目のプレー
に期待がもてる上がり方をしています。
後半ドライバーショットが左右にブレる不安が出たようですが、アプローチとパット
はしっかりとしているので、予選通過の期待は高まります。
野村選手は、腰痛は治ったようですが左手首の怪我は完治をしていないのか、復帰後
のここ数試合は彼女本来のショットにキレが見られないのが気がかりですね。
予選通過を確実にするには、イーブンか1アンダーまでスコアを伸ばさないと難しい
かも知れません。
上原選手はスタートの1番ホールでバーディスタートを切り、上位でのホールアウト
を予感させたのですが、積み上げて来た貯金を最終の3ホールで吐き出したのは残念
でした。
メジャー大会のコースですから、距離も長く簡単なコース設計ではないので、油断を
すると簡単にWボーギを叩くホールが待ち受けています。
なかでも16番ホールは、ティーショットでは左サイドにバンカーがあり、グリーン右
にはウォーターハザードが待ち受けているため、多くの選手が左に打ち込みスコアを
崩す難関ホールです。横峯選手もこのーホールでボギーを叩いていました。
飛距離が出ない選手にとっては厄介な上がり3ホールですが、多分2日目のピンポジ
も油断が出来ない場所に持ってくると思われるので、パットが上位進出のカギになる
でしょう。
畑岡奈紗選手は、3アンダーで首位と3打差の10位タイという好スタートを切りました。
スタートホールの10番、11番と連続バーディの発進で好スコアを期待していましたが、
スコアは伸びず6バーディ、3ボギーの「69」で初日を終えたものの、難しい最終18番
でバーディを取ってのホールアウトは2日目の爆発が期待できるでしょう。
WOWOW解説者として現地に飛んでいる服部道子さんも、畑岡選手のプレーを絶賛し
ていたので、2週連続優勝の期待は持てるのではないでしょうか。
勢いに乗って樋口久子さん以来のメジャー優勝も夢ではないかも知れませんね。
トップに立ったパク・ソンヒョンは、距離が出るだけに6アンダーの好スコアを出して
いますが、今シーズンは不調なだけに風が吹くと池とバンカーの多いホールが続くだけ
に果たして持ちこたえることが出来るでしょうか?
上位には有望選手があ目白押しですから、誰が来ても来ても不思議ではない大会となり
そうです。
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KPMG女子PGA選手権 初日 畑岡奈紗は首位と3打差の好位置でスタート
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