日ハムが札幌ドームから移転との話を聞いて昨年末日ハムファンの友人と
この話題が持ち上がりました。
当初は日ハムがドームから撤退をしたなら、札幌ドームの維持費は激減し、札幌市民
の負担増は一体どれくらいになるのか?
地下鉄東豊線は赤字になり、現在黒字と言われる交通局も穏やかな話ではなくなるのでは?
日ハムファンの一人としても、札幌以外に球場が移転をしたなら、応援にいく機会も減り、
日ハム自体の経営にも問題が出るのではないか等々、ようやく札幌市に根付いた北海道
日本ハムファイターズに道民を巻き込んだ嵐が吹き荒れる予感が。
年末に候補地と言われていた、真駒内アイスアリーナ、北大農場と手稲稲積公園を
Google地図で俯瞰し札幌ドームに近い面積をはめ込むと、3候補地はどうしても無理
があることに気が付き、私は今話題となっている月寒ドーム跡しかないと断言をした
のですが、友人が言うには否定的な答えが返ってきました。
「余りにも札幌ドームに近すぎない?}
「それに月寒ドームはツキサップジンギスカンを経営している学校の持ち物では・・・」
「えっ、近いと問題があるの?それに月寒ドームは札幌市がやっていたのでは?」
「いやいや、日ハムはドームの不便さやドームを管理している札幌市のやり方に不満
があったからこそ、観客動員数がある程度一定してきたこともあり、自前の球場を…
と言い出したのでしょ」
「だから札幌市とはつながりのない他のところを捜すと思うよ」
私の考えは甘かったのかどうかは分かりませんが、自信をもってあそこしかないと
決めつけた私の考えは浅はかであった・・と、すっかりと落ち込んで新球場移転話は
終わったのでした。
それから2カ月が過ぎて、急遽私が言っていた月寒ドーム跡地の話が持ち上がったのです。
学校側は札幌市がここを買い取るか、借り上げて日ハム球場とすることには、かなり
抵抗をしていますが、ファイターズファンにとっては交通手段は切って切れないものが
あることは確かです。
ほとんどがナイーターの試合を中心としているプロ野球では、延長にもつれ込むと
帰宅時間がとても気になり、応援どころではなくなってしまいます。
それは都市部の球場でも起きている現象ですから、まして本場アメリカのように車での
野球観戦が出来る場所であればともかく、北海道の道路事情は決して良いとは言え
ないのが実情でしょう。
札幌市以外の場所(立候補地の北広島市)では、車以外では帰るに帰れない状況が
生れるでしょう。
仮に北広島市や江別市などの地方都市はJRが頼みの綱となり、球場に行くには行った
が帰りの電車がないという事態も予想されます。
第一、事故多発で管理もままならないJR北海道が対応をすることは不可能であり、
たとえファイターズタウンとして、ホテルやスポーツ施設、イベント会場を作っても、採算
がとれるとは思われません。
そのようなことから言えば、現在ファイターズと札幌市が何を話し合い、どのような手段で
地主側を説得するかでしょうが、「アイデア不足の札幌市」に良いアイデアマンがいたなら
卓越した企画とアイデアを提示できるでしょうが、今さら札幌に冬季五輪を誘致するなど
といった、時代錯誤の札幌市幹部にそのような人物がいるとは思えません。
もしも、2026札幌冬季五輪を本気で誘致するのであれば、冬期間は距離スキーの
コースを作るなど新球場、札幌ドーム、羊ケ丘展望台を一体化した、冬のスポーツイベント
を組める施設とするべきかと思いますが、現段階では無理のようですね。
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日ハムドームから球場移転について
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